1年でのプレミアリーグ返り咲きを目指すサウサンプトンは、フランスで研鑽を積んだ若手指揮官ウィル・スティル氏を今季より招へい。しかし、開幕からつまづいて下位に低迷し、チャンピオンシップ第13節終了後に監督解任を決断した。
5日に行われた第14節QPR戦はトンダ・エッカート暫定体制で勝利を収めたが、サウサンプトンの上層部は正式な新監督の選定に動いている。現在ポールポジションに立つのは、かつてボーンマスやウルヴァーハンプトンなどを率いたガリー・オニール氏だという。ただ、オニール氏は現役時代、サウサンプトンの最大のライバルであるポーツマスで下部組織から長くプレーし、キャプテンまで務めた経歴の持ち主。本拠地『セント・メリーズ』のサポーターが同氏を快く受け入れるかは未知数だ。
他にも複数の監督候補者がおり、その一人がキャリック氏だという。現在44歳のキャリック氏は現役時代、2006年から2018年にかけてプレーしたマンチェスター・ユナイテッドで司令塔として活躍し、プレミアリーグ優勝5回とチャンピオンズリーグ制覇を果たした。引退後は同クラブでオーレ・グンナー・スールシャール元監督やジョゼ・モウリーニョ元監督のアシスタントコーチを務め、2021年11月から同12月にかけては暫定監督も務めた。
キャリック氏は2022年10月からミドルスブラを率い、就任1年目は2部4位フィニッシュでプレミアリーグ復帰に近づいたが、昇格プレーオフで敗退した。その後は8位と10位に終わり、昨季限りで退任していた。
なお、今夏にレンタルからサウサンプトンへ復帰した松木は、ここまで公式戦3試合のみの出場と出場機会が限られている。

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