プレミアリーグ第11節が8日に行われ、チェルシーとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。

 今夏にFIFAクラブワールドカップ2025を制覇し、積極的な補強で戦力拡充に成功したチェルシーだが、今ひとつ波に乗り切ることができていない。
リヴァプールやトッテナム・ホットスパーといったビッグ6との直接対決で白星を手にしているが、勝ち点の取りこぼしも目立ち、前節終了時点で5勝2分3敗の7位に留まっている。今節は未勝利で最下位に沈むウルヴスとの対戦。しっかりと勝ち切り、良い形でインターナショナルマッチウィークを迎えることができるだろうか。

 立ち上がりからチェルシーがウルブスを押し込み、4分にはエンソ・フェルナンデスの浮き球パスで相手DFラインの背後を取ったアレハンドロ・ガルナチョにチャンスが到来。3分後にはクロスのこぼれ球を回収したマルク・ククレジャがボックス外からボレーシュートを放つと、E・フェルナンデスがGKサム・ジョンストンの手前でコースを変えるが枠を捉えられない。その後もサイドを起点にウルブスのブロックの攻略を試みる。

 22分、ガルナチョのクロスがクリアされたところをE・フェルナンデスが拾い、ボックス手前から叩き付けるボレーシュートを放ったが、GKサム・ジョンストンが好セーブ。44分にも左サイドを崩し、ガルナチョのマイナス方向へのラストパスからE・フェルナンデス、ジョアン・ペドロが立て続けにシュートを打つも枠内に飛ばすことができない。前半はスコアレスで終了した。

 後半開始早々の51分、前半から再三チャンスを演出していたガルナチョが左から柔らかいクロスを送ると、マロ・ギュストがヘディングシュートを叩き込み、チェルシーがようやく先制に成功した。65分には右サイドに開いてボールを受けたエステヴァンが縦方向への突破からゴール前へ折り返すと、最後はJ・ペドロが豪快に蹴り込みリードを2点に広げる。

 勢いに乗るチェルシーは73分、クリアボールを拾ったE・フェルナンデスがワンタッチで左サイド前方のスペースへ展開し、猛烈な勢いで駆け上がったガルナチョの折り返しをペドロ・ネトが蹴り込み3点差に。
その後は危なげなく時計の針を進め、3-0で試合を締め括った。リーグ戦連勝を飾ったチェルシーは勝ち点を「20」まで積み上げ暫定2位に浮上している。

 次節は22日に行われ、チェルシーはアウェイでバーンリー、ウルブスはホームでクリスタル・パレスと対戦する。

【スコア】
チェルシー 3-0 ウルヴァーハンプトン

【得点者】
1-0 51分 マロ・ギュスト(チェルシー)
2-0 65分 ジョアン・ペドロ(チェルシー)
3-0 73分 ペドロ・ネト(チェルシー)
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