アル・サッド(カタール1部)は13日、ロベルト・マンチーニ氏を新監督として招へいしたことを発表した。契約期間は2年半で2028年6月までとなる。


 現在60歳のマンチーニ氏は、現役時代にサンプドリアやラツィオで活躍。引退後は指導者に転身し、ラツィオやインテル、マンチェスター・シティなどを率いた。シティでは2011-12シーズンにプレミアリーグ制覇を達成している。

 2018年夏からイタリア代表を率いると、2021年に開催されたUEFA EURO 2020でトロフィーを掲げたが、2023年8月にイタリア代表監督を辞任。同月にサウジアラビア代表監督に着任したが、FIFAワールドカップ26アジア予選で低調な戦いが続き、2024年10月に解任されていた。

 約1年ぶりの現場復帰となったマンチーニ氏が新天地として選んだのは、カタールの名門アル・サッド。 国内で18度のリーグ制覇を成し遂げているものの、最後の優勝は2011年とクラブの復権に期待がかかる。

 なお、アル・サッドは9試合が消化したリーグ戦で4勝2分3敗と現在6位。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)では2分2敗とプレーオフ圏外の10位に沈んでいる。
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