FIFAワールドカップ26欧州予選・グループJの最終節が13日に行われ、ベルギー代表とリヒテンシュタイン代表が対戦した。

 ここまで7試合を消化したグループJで4勝3分を記録し、無敗を維持して首位に立つベルギー代表。
2位の北マケドニア代表とは2ポイント差をつけており、最終節を勝利で終えれば4大会連続のワールドカップ出場が確定する。ホームで迎える大一番に、ジェレミー・ドクやシャルル・デ・ケテラーレなどが先発起用された。

 試合は開始早々の3分にベルギー代表がスコアを動かす。敵陣右サイドでスローインを獲得し、トーマス・ムニエが素早いリスタートを選択。深い位置まで走り込んだユーリ・ティーレマンスがダイレクトでクロスを送る。相手選手にニアで触れられたものの、後方に逸れたボールにハンス・ヴァナケンが反応。ゴール前で合わせて先制点を挙げた。

 34分にはベルギー代表はリヒテンシュタイン代表を押し込みつつ、ニコラ・ラスキンが右サイドのムニエに展開。ポケットに走り込むアレクシス・サーレマーケルスにスルーパスが渡り、右足でマイナスの折り返しを送る。最後はフリーで待つジェレミー・ドクがネットを揺らし、貴重な追加点をマークした。さらに41分、敵陣中央でインターセプトしたドクがドリブルを開始。鋭いフェイントを織り交ぜながらマーカーを突破し、グラウンダーのシュートで3点目を決めた。


 後半もホームチームの勢いは止まらない。52分にペナルティエリア左角のティーレマンスへパスが繋がり、右足でインスイングのクロスを供給。ゴール前でデ・ケテラーレが競り合うと、セカンドボールをブランドン・メシェレが詰めて4点目を奪った。その3分後には、相手GKが弾いたこぼれ球からサーレマーケルスが5点目をマーク。2分後にはデ・ケテラーレにも得点が生まれ、ベルギー代表が大量リードを確保する。

 結局、そのまま試合は7-0で終了し、ベルギー代表が勝利。これによりベルギー代表が4大会連続15回目のワールドカップ出場を決めた。また、併せてウェールズ代表のプレーオフ進出も確定している。

【スコア】
ベルギー代表 7-0 リヒテンシュタイン代表

【得点者】
1-0 3分 ハンス・ヴァナケン(ベルギー代表)
2-0 34分 ジェレミー・ドク(ベルギー代表)
3-0 41分 ジェレミー・ドク(ベルギー代表)
4-0 52分 ブランドン・メシェレ(ベルギー代表)
5-0 55分 アレクシス・サーレマーケルス(ベルギー代表)
6-0 57分 シャルル・デ・ケテラーレ(ベルギー代表)
7-0 59分 シャルル・デ・ケテラーレ(ベルギー代表)
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