日本代表MF守田英正は今シーズン限りでスポルティングを退団する可能性が高いようだ。18日、ポルトガル紙『A Bola』が伝えている。


 川崎フロンターレ、サンタ・クララを経て2022年夏にスポルティングへ加入した守田は、ここまで公式戦通算130試合に出場し10ゴール12アシストをマーク。ポルトガル屈指の名門で不動の地位を築き、2度のプリメイラ・リーガ制覇に大きく貢献している。

 守田の現行契約は2026年6月30日まで。今夏にはプレミアリーグなどへのステップアップも噂されたが、1000万ユーロ(約18億円)というスポルティングの要求額を満たすオファーは届かず、契約最終年へ突入することとなった。

 報道によると、当初は守田との契約更新を検討していたスポルティングだが、今シーズンここまでのパフォーマンスやフィットネス面の問題などを考慮し、方針を転換したとのこと。現時点では今シーズン終了後に契約満了で退団する可能性が高く、クラブはすでに来夏の移籍市場での後釜の確保に向けた動きを進めているという。

 今シーズンの守田は負傷離脱がありながらもここまで公式戦14試合に出場。しかし、最近ではスタメンから外れる試合も多く、先発起用は8試合、プレータイムの合計は632分間に留まる。FIFAワールドカップ26開幕まで1年を切った中、3月を最後に日本代表からも遠ざかっており、その間には鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)や佐野海舟(マインツ/ドイツ)ら定位置を争うライバルたちが好パフォーマンスを披露している。
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