Uー17日本代表の廣山望監督が、FIFA Uー17ワールドカップ カタール2025のオーストリア代表戦を振り返った。

 21日、日本は準々決勝でオーストリアと対戦。
3度目のベスト4挑戦となった中、序盤から押し込んでいく展開となる。PK戦までもつれ込んだUー17北朝鮮代表戦から中2日での戦いとなったが、序盤に迎えたチャンスを決めきれずに後半へ。すると49分、ショートコーナーからヨハネス・モーザーにミドルシュートを決められ失点。その後は同点を目指して猛攻を仕掛けたが、ゴールが遠く1ー0で敗れ、またしてもベスト8の壁を越えることができなかった。

 試合後、フラッシュインタビューに応じた廣山監督は「こんな悔しい負け方はないです。それに尽きます」とコメント。ベスト4が見えていた中での悔しい敗戦を短く振り返った。

 厳しい戦いの中でもしっかりと結果を残してきた選手たち。今回のチームについては「見てもらった通りパワーもあるし、サッカー大好きで、勝負にこだわって、今日もあと1点、2点ぶち込んで行こうと最後までやりました」と諦めずに戦い続けたと評価。一方で、「まだ足りないことがハッキリわかったゲームだったので、この悔しさを最大限持って帰って、手が届きそうだという自信と、そこを本当にするための足りない部分をパワーに変えて欲しいです」と、敗戦後に涙した選手たちが悔しさをこの先の成長に繋げてほしいと語った。

 快進撃には日本からも多くの声援が。「本当に選手は日本から応援されていると円陣の時に声かけあって、パワーにしていました」と廣山監督は応援の重要さを口にし、「勝てばあと2試合応援してもらえるということを励みにしていましたが、残念ながらここで終わってしまって申し訳ないという気持ちと、たくさんの応援をいただけたことが選手が頑張れた要因になったと思います。
ありがとうございました」と、応援してくれたファンへ感謝を口にした。


【動画】日本の夢を打ち砕く一瞬の隙を突いたミドルシュート


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