天皇杯 JFA 第105回全日本サッカー選手権大会の決勝が22日に行われ、FC町田ゼルビアが3-1でヴィッセル神戸に勝利。試合後、日本代表を率いる森保一監督が取材に応じた。


 FC東京との準決勝を制し、連覇を狙う神戸との決勝に臨んだ町田。試合は開始早々の6分に藤尾翔太の得点で町田が先制すると、32分にはミッチェル・デュークの見事なパスから相馬勇紀が追加点をマーク。後半は追う展開となった神戸が攻勢を強めたものの、56分に再び藤尾がネットを揺らし、リードは3点に拡大する。その後、62分に宮代大聖のゴールで神戸が1点を返したが、スコアは3-1で終了。勝利を収めた町田がクラブ史上初の主要タイトルとなる天皇杯を勝ち獲った。

 試合後の取材に応じた森保監督は、「町田の皆さんに『おめでとうございます』とお話できれば」と祝福を送りつつ、「初タイトルだと思いますけど、クラブを強化して、こうやってタイトルを取れるというのも本当に素晴らしいと思う」と称賛。ゲーム内容については、「町田が良い入りをして先制点を奪い、前半のうちに追加点を奪ってというところで、試合をコントロールして進めることができたかなという感じがした」と振り返っている。

 また、J2在籍時の就任から3年間で町田にタイトルをもたらした黒田剛監督について、「高校サッカーからプロの戦いにカテゴリーを変えて、こうやってタイトルを取られたということは、どの年代で監督をやるにしても、サッカーの本質の部分は変わらないというところをベースにしながらチームをマネジメントされている」と分析。「素晴らしいタイトルを取られたと思います」と語った。

【動画】藤尾翔太が先制点をマーク!

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