スポルティングを率いるルイ・ボルジェス監督が来夏の退団を噂される日本代表MF守田英正について言及した。21日、クラブの公式サイトが同指揮官のコメントを伝えている。


 現在30歳の守田は、川崎フロンターレとサンタ・クララを経て、2022年夏にスポルティングに加入。ここまで公式戦130試合出場10ゴール12アシストを記録し、2度のプリメイラ・リーガ制覇に貢献した。今シーズンは、公式戦14試合に出場しているものの、18歳のポルトガル人MFジョアン・シモンエスの台頭もあり、出場は632分間に留まっている。

 そんな守田の現行契約は2026年6月まで。契約最終年に突入していることもあり、ポルトガルメディア『A Bola』は、クラブが同選手との契約更新から方針を転換し、今シーズン終了後の退団を見据えて後釜の確保に動きを進めていると伝えている。

 ボルジェス監督は冬の移籍市場に向けて、「1月の市場についてはあまり考えていない」とコメント。さらに「スポルティングは大きく強固な組織なので落ち着いている。現在のチーム構成と手応えに満足している」と語り、この冬は静観する姿勢を示し、首位ポルトを勝ち点差「3」で追うチームに自信を持っている。

 続けて、守田退団の噂について問われると、指揮官は「彼は素晴らしい選手だ。契約満了も迫っているので、多くの人が彼について話すのは当然のことだと思う。彼はここで成長しているし、毎日を幸せそうに過ごしている。彼は私が尊敬する選手であり、シーズン終了までチームに大きく貢献してくれると思うよ」とコメントを残した。

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