ブンデスリーガ第11節が22日に開催され、ケルンvsフランクフルトが行われた。

 ここまで4勝2分け4敗の勝ち点14で9位につけるケルンと、5勝2分け3敗の勝ち点17で7位につけるフランクフルト。
日本代表MF堂安律は3ー4ー2ー1の右ウイングバックで先発出場した。

 試合は開始4分にいきなり動く。ケルンは最終ラインからのロングフィードにラフナール・アヘが裏に抜け出しコントロール。GKが飛び出した中でマイナスに戻すと、最後はヤクブ・カミンスキが無人のゴールへと蹴り込み、ケルンが先制した。

 早々にビハインドを負ったフランクフルトはボールを握りながらチャンスをうかがうことに。堂安も中央に入ってプレーするなど、ポジションを変えながら攻撃に絡んでいくプレーを見せていく。

 フランクフルトは30分にビッグチャンス。左サイドからアンスガー・クナウフがゴール前にクロスを入れると、ヨナタン・ブルカルトがドンピシャヘッド。しかし、GKがビッグセーブを見せて得点とはならない。それでも39分、フランクフルトは左コーナーキックを獲得すると、堂安が近づきショートコーナーと見せかけてクロス。ニアサイドでアルトゥール・テアテがアクロバティックなヘッドで合わせ、同点に追いついた。

 前半のうちに追い付いたフランクフルトは前半アディショナルタイム6分に逆転。
マリオ・ゲッツェのパスを受けたファレス・シャイビがボックス内からシュートを放つと、GKがセーブするもマフムド・ダフードが跳ね返りを蹴り込み逆転に成功した。

 フランクフルトがリードして迎えた後半、開始早々に発煙筒と花火が使用されたことで試合が一時的に中断するアクシデントも。すぐに再開した中、フランクフルトは60分に追加点。右サイドへの大きな展開となると、パスを受けた堂安が仕掛けて右足でグラウンダーのクロス。これにブルカルトが飛び込んで合わせ、リードを2点目を広げた。堂安は今季5アシスト目を記録した。

 リードを広げたフランクフルトはすぐに畳み掛ける。63分、クナウフのスルーパスに反応したブルカルトが相手DFと競り合いながらもフェイントで外し、そのままネットを揺らした。

 フランクフルトは時計を進めていく中で、ケルンは反撃を目指していく。すると83分にマリウス・ビュルターが1点を返すことに成功。さらにアディショナルタイム4分にはクロスをルカ・ヴァルトシュミットがヘディングで合わせて1点差に迫る。

 同点を目指したケルンだったが、フランクフルトは最後のゴールを許さずにタイムアップ。
3ー4でフランクフルトが勝利を収め、リーグ戦2連勝、5試合負けなしとした。

【スコア】
ケルン 3ー4 フランクフルト

【得点者】
1ー0 4分 ヤクブ・カミンスキ(ケルン)
1ー1 39分 アルトゥール・テアテ(フランクフルト)
1ー2 45+6分 マフムド・ダフード(フランクフルト)
1ー3 60分 ヨナタン・ブルカルト(フランクフルト)
1ー4 63分 ヨナタン・ブルカルト(フランクフルト)
2ー4 83分 マリウス・ビュルター(ケルン)
3ー4 90+4分 ルカ・ヴァルトシュミット(ケルン)


【動画】堂安律が仕掛けから今季5アシスト目!


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