エールディヴィジ第13節が23日に行われ、フェイエノールトとNECが対戦した。 

 現在2位につけるフェイエノールトは、日本代表DF渡辺剛と同代表FW上田綺世が先発出場。
対するアウェイのNECは同MF佐野航大と同FW小川航基がスタメンに。FW塩貝健人はベンチから出番を待つことになった。

 ともに日本代表選手が所属するチーム同士の対決となった一戦は、立ち上がりからNECがマンツーマンでハイプレスをかける展開に。フェイエノールトは24分、ルチアーノ・ヴァレンテが上田に鋭いパスを供給。フリーの上田は左足でシュートを放つがGKにセーブされる。

 フェイエノールトはサイドから仕掛けチャンスを作り続けたが、最初にネットを揺らしたのはアウェイのNECだった。37分、ブライアン・リンセンが左からのクロスに合わせシュートを決め切った。

 ビハインドを負ったフェイエノールトは前半終了間際に波状攻撃。セム・スタインのシュートを皮切りに、渡辺のヘディングシュートがバーに直撃するなど、ゴールに近づくと、スタインのクロスにレオ・ザウアーが頭で押し込み、前半のうちに同点に追いつく。

 後半に入り56分、フェイエノールトが逆転に成功する。右サイドバックのバルト・ニューコープが攻め上がると、冷静にゴールに流し込んだ。リードを許したNECは68分に塩貝を投入。
すると直後の69分にノエ・ルブレトンがヘディングシュートを沈め、試合を振り出しに戻す。
 
 迎えた84分、塩貝が大仕事をやってのける。右サイドからのクロスに飛び込み、ヘディングシュート。このシュートにGKが反応することはできず、NECが一歩前に踊り出る。さらに塩貝は後半アディショナルタイム、フェイエノールトGKが前に飛び出していたのを見逃さずロングシュート放つ。これがネットに吸い込まれ、決定的なチーム4点目を記録。このまま試合は終了し、アウェイのNECが4-2で勝利を収めた。

 フェイエノールトは、27日にUEFAヨーロッパリーグでセルティックと対戦した後、30日にテルスターとの一戦を控える。一方のNECは29日にスパルタと対戦する。
 
【スコア】
フェイエノールト 2-4 NEC

【得点者】
0-1 37分 ブライアン・リンセン(NEC)
1-1 45分+4分 レオ・ザウアー(フェイエノールト)
2-1 56分 バルト・ニューコープ(フェイエノールト)
2-2 69分 バルト・ニューコープ(NEC)
3-2 84分 塩貝健人(NEC)
4-2 90分+1分 塩貝健人(NEC)


【動画】塩貝の逆転弾!



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