プレミアリーグ第12節が24日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとエヴァートンが対戦した。

 シーズン開幕直後は不安定な戦いが続いたものの、直近5試合は3勝2分と無敗を維持し、復調の兆しを見せているマンチェスター・ユナイテッド。
この試合に勝利すれば勝ち点を「21」まで伸ばし、ヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位まで浮上することとなる。そんな一戦で本拠地『オールド・トラッフォード』に迎えるのはエヴァートン。ここまで4勝3分4敗という成績を収め、マンチェスター・ユナイテッドとの勝ち点差は「3」となっている。

 序盤にペースを握ったエヴァートンだったが、10分にシェイマス・コールマンが途中交代となると、その3分後にはまさかの事態が発生。自陣ボックス内でのパスミスからブルーノ・フェルナンデスに際どいシュートを打たれると、イドリッサ・ゲイェが激昂してチームメイトのマイケル・キーンと口論に。キーンの顔に平手打ちを見舞ったゲイェにレッドカードが提示され、マンチェスター・ユナイテッドは予期せぬ形で数的優位となった。

 それでも、先制に成功したのはエヴァートンだった。29分、ジェームズ・ガーナーの鋭い縦パスを受けたキアナン・デューズバリー・ホールが敵陣バイタルエリアやや左寄りの位置でドリブルを開始し、最後はカットインから右足を一閃。ボックス手前中央から放たれたシュートはGKセンヌ・ラメンスに触られることなくゴール右上隅に突き刺さった。

 1点を負うマンチェスター・ユナイテッドは後半開始と同時にメイソン・マウント、58分にディオゴ・ダロトとコビー・メイヌーを投入するが、GKジョーダン・ピックフォードの守るゴールを割ることができない。最終的に合計25本のシュートは空砲に終わり、試合はこのまま0-1で終了した。数的優位を生かせなかったマンチェスター・ユナイテッドは6試合ぶりの黒星。
一方、エヴァートンは連勝を飾り、マンチェスター・ユナイテッドと勝ち点で並んだ。

 次節、マンチェスター・ユナイテッドは30日にアウェイでクリスタル・パレス、エヴァートンは29日にホームでニューカッスルと対戦する。

【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 0-1 エヴァートン

【得点者】
0-1 29分 キアナン・デューズバリー・ホール(エヴァートン)


【ハイライト動画】仲間割れで退場も…エヴァートンがマンUに完封勝利!

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