フィオレンティーナに所属するボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが、サポーターに共闘を呼びかけた。27日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がコメントを伝えている。


 UEFAカンファレンスリーグ・リーグフェーズ第4節が行われ、フィオレンティーナは本拠地『スタディオ・アルテミオ・フランキ』でAEKアテネ(ギリシャ)と対戦した。試合は一進一退の攻防が続くなか、35分にミヤト・ガチノヴィッチの得点でアウェイチームが先制に成功。後半も互いに7本ずつのシュートを記録するなど両者ゴールへと迫ったが、そのまま1-0でAEKアテネが勝利した。

 今シーズンのセリエAで未勝利が続き、降格圏の19位に沈むフィオレンティーナ。ECLでは予選を含め4連勝と好調を維持していたものの、AEKアテネでの黒星により直近2試合では連敗を喫することになった。

 試合後のインタビューに応じたジェコは、「正直、このような試合になるとは思っていなかった。練習は良かったし、監督も戦術的に準備してくれていた」と胸の内を吐露。「前半は僕たちのプレーも多少良くなり、取り消されたゴールもあったが、失点してからすべてが難しくなった」と敗因を振り返っている。

 また、「僕たちが下手だと言ってもいいし、このユニフォームを着る資格がないと言っても構わない。全部問題ない」と述べつつ、「でもホームで戦うならファンには応援してほしい。パスをミスする度にブーイングされるのではなく」とコメント。「この状況から抜け出すには一緒に戦わなければいけない。
こんなのは間違っている。どうしてもブーイングしたいなら試合後にやってくれ。試合中は支えてほしい。確かに僕たちは良いプレーができていない。でも、それでも君たちの助けが必要なんだ」と共闘を訴えた。
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