12月6日に行われた明治安田J1リーグ最終節、浦和レッズはホームの埼玉スタジアム2002で川崎フロンターレと対戦し、4-0で快勝した。今季限りでの退団が発表されているFWチアゴ・サンタナは、この試合で惜別のゴールを決め、有終の美を飾った。


 試合後、チアゴ・サンタナは「何よりも良い形でシーズン終えたと思います」と安堵の表情を見せ、「ゴールも決めたし、チームも勝利にも貢献できたことを嬉しく思います」と、自らの得点とチームの勝利を率直に喜んだ。

 1点をリードして迎えた54分、中島翔哉のクロスに頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。この得点シーンだけでなく、試合を通してチームメイトからゴールを取らせようという思いを本人も感じていたという。「サヴィオだけではなくて(中島)翔哉だったりオギ(荻原拓也)だったり、みんながパスをくれようとしていました」と、仲間への感謝を口にした。

 シーズン途中にはチーム全体が苦しんだ時期もあったが、シーズン最終戦を最高の形で締めくくり、「良い形で終えたことは良かった」と振り返ったサンタナ。今季限りで浦和を離れることになるが、「これからの人生があるので、そこに向けて、準備したい」と、未来を見据えつつ、クラブに残る仲間たちへもエールを送った。


【動画】中島翔哉のお膳立てからチアゴ・サンタナの惜別弾!
編集部おすすめ