J2最少失点の堅守か、土壇場でこじ開けてきた執念か。
試合の主導権を握ったのは徳島だったが、均衡を破ったのは磐田だった。24分、アバウトなボールを敵陣に送ると、エリア内でそのこぼれ球を拾ったFW佐藤凌我がトラップで相手選手を剥がし、左足で決めてみせた。
先制点を許した徳島は、ボールを保持しながら相手を押し込むが、1点が遠い。41分には、児玉の縦パスを起点に、流れるような連携で決定的を作る。しかし、相手GK川島永嗣のビッグセーブに遭った。
迎えた後半も、攻勢に出た徳島だったが、なかなか崩せない展開に。それでも82分、DF柳澤亘が右サイドからクロスを供給すると、FWトニー・アンデルソンがヘディングでこじ開けた。
試合はこのまま1-1でタイムアップ。徳島が5年ぶりのJ1に王手をかけた。決勝戦は13日、年間順位が3位のジェフユナイテッド千葉と対戦する。
【スコア】
徳島ヴォルティス 1-1 ジュビロ磐田
【得点者】
0-1 24分 佐藤凌我(ジュビロ磐田)
1-1 82分 トニー・アンデルソン(徳島ヴォルティス)
【ゴール動画】徳島がPO決勝へ

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