愛媛FCは7日、大木武監督の就任を発表した。

 1961年7月16日生まれの大木氏は現在64歳。
これまでに、ヴァンフォーレ甲府京都サンガF.C.FC岐阜などの監督を歴任すると、2020年からの6年間はロアッソ熊本を指揮。2023シーズンには、クラブ史上初の天皇杯4強入りに導く手腕を発揮した。一方で今シーズンは、J2で9勝10分19敗の18位。最終節でカターレ富山の大逆転残留の餌食となり、J3降格の憂き目に遭っていた。

 大木氏は、ロアッソ熊本ともに降格する愛媛FCの新監督就任に際して、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「愛媛FCを支えてくださるスポンサー、ファン・サポーターの皆さま、クラブ関係者の皆様。この度、2026シーズンより愛媛FCの監督に就任いたします大木武です」

「まずはじめに、私の指導の結果として2025シーズンにロアッソ熊本をJ3に降格させてしまったことについて、深くお詫び申し上げます。ロアッソ熊本に関わるすべての方々――選手、スタッフ、そして情熱を注いでくださったスポンサー、ボランティア、サポーターの皆さまに対し、望む結果を届けられなかったことは、監督として大きな責任を痛感しております。この場を借りて、改めて心からお詫び申し上げます」

「そのうえで今回、同じくJ3の愛媛FCから再び指揮を執る機会をいただいたことに、身の引き締まる思いと同時に、大きな覚悟と感謝の気持ちを抱いております。クラブの未来を託していただいた以上、過去の結果に向き合いながら、必ずここから這い上がるチームをつくることをお約束いたします」

「愛媛FCには、地域に根ざした誇り高い文化があり、選手たちは強い向上心を持ち、クラブにはJ2へ戻るだけではなく、その先を見据える可能性があります。私はその力を最大限に引き出せるよう、日々のトレーニングから、一切の妥協なく取り組んでいきます。サポーターの皆さまの声援は、苦しい時こそチームの背中を押す力になります。
どうか共に悔しさを乗り越え、新しい愛媛FCの姿をつくっていきましょう。勝利を積み重ね、笑顔で誇れる場所へ必ず戻ります。2026シーズン、どうかよろしくお願いいたします。 監督 大木武」
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