元名古屋グランパスGKランゲラックが功労選手賞を受賞した。2025Jリーグアウォーズに登壇したランゲラックは「率直にすごく嬉しいです。
他の功労選手賞を受賞された皆さんは長く素晴らしいキャリアを送られているので、自分が選ばれたことはまだ信じられない気持ちですね」と喜びを語った。

 ランゲラックは2018年から2024年まで名古屋でプレーし、公式戦通算287試合に出場。2度のルヴァンカップ優勝に大きく貢献した。2025年1月には母国オーストラリアのメルボルン・ビクトリーに復帰し、同年7月に現役を引退。現在はメルボルン・ビクトリーのセカンドチーム(U-23)でGKコーチを務めている。

 今年からは“応援する立場”として古巣・名古屋の戦いを見守っている。「いつも自分がプレーしていたので、不思議な感覚でした」と率直な思いを口にした。その名古屋は明治安田J1リーグで16位に終わり、長谷川健太監督の退任が決定。チームは大きな転換期を迎えている。ランゲラックは「今季は上手くいかなかったと思いますが、これから徐々に良くなっていけば」と来季以降の巻き返しに期待を寄せた。

 現在はGKコーチとして後進の育成に尽力中。「18歳、19歳くらいの選手を中心に教えています」と若い選手たちの指導にあたっている。
「日本で自分のキャリアを支えてもらったように、今度は自分が若い選手たちをトップチームへ昇格させたり、海外に羽ばたかせたりすることが目標です」と指導者としての思いを明かした。
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