クリスタル・パレスは、日本代表MF鎌田大地との契約延長に動いているようだ。12日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。


 現在29歳の鎌田は2015年にサガン鳥栖でプロキャリアをスタートし、2017年6月にフランクフルトへ完全移籍で加入。途中シント・トロイデンへのレンタル移籍を経験しつつ、約5シーズンで公式戦通算179試合出場40ゴール33アシストという成績を残し、2021-22シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した。その後、契約満了に伴い2022-23シーズン限りで同クラブを退団。2023年夏にセリエAの強豪ラツィオに加入後、2024年7月にフリーでフランクフルト時代に指導を受けたオリヴァー・グラスナー監督が率いるクリスタル・パレスに加入した。

 昨季序盤は新天地への適応に苦しんでいるという指摘もあり、プレミアリーグではノーゴールに終わるなど、公式戦43試合出場で2ゴール3アシストを記録するにとどまった。しかし、今季はひざの負傷で欠場した3試合以外、ここまで公式戦22試合出場で2アシストを記録し、リーグ戦4位と好位置につけているチームの主力選手として活躍している。

 そんな鎌田の現行契約は2026年6月30日までと今シーズン限りとなっており、来夏にはフリーになることから、去就には注目が集まっているが、今回の報道によると、クリスタル・パレスは鎌田の代理人と新たな契約の条件について初期交渉を始めたという。

 ただ、クリスタル・パレスではグラスナー監督の現行契約も今シーズン限りとなっているため、鎌田としてはフランクフルトでも指導を受けた恩師がクラブに残留するかどうかを確かめてから、自身の去就を決断する意向を示していることも伝えられているが、果たして鎌田は来季もクリスタル・パレスでのプレーを続けることになるのだろうか。
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