プレミアリーグ第16節が行われ、ノッティンガム・フォレストとトッテナム・ホットスパーが対戦した。

 昨シーズン、プレミアリーグで躍進したノッティンガム・フォレストだが、今季すでに2回の指揮官交代をするなど、混迷の序盤戦を過ごした。
しかし、ショーン・ダイチ監督就任以降は、復調の兆しを見せており、直近のリーグ戦5試合で3勝を挙げている。一方のトッテナム・ホットスパーは、15試合が消化したリーグ戦で勝ち点「22」を獲得。前節はブレントフォードに2-0で勝利し、リーグ戦6試合ぶりの勝利を収めた。

 日本代表DF高井幸大は練習復帰を果たしたものの、この試合でも引き続き招集外となっている。

 ノッティンガム・フォレストは立ち上がり5分にビッグチャンスを作り出す。右からのクロスに合わせたイブラヒム・サンガレのヘディングシュートはポストに直撃。イゴール・ジェズス、ネコ・ウィリアムズと立て続けにシュートを打ち込むが、トッテナム守備陣は、GKグリエルモ・ヴィカーリオを中心に対処する。

 お互いに攻略の糸口見い出せずにいたが、28分にノッティンガム・フォレストが先制に成功。サンガレが敵陣深くでアーチー・グレイからボールを奪い切り、カラム・ハドソン・オドイへパス。そのハドソン・オドイは冷静にゴールへ流し込み、ネットを揺らした。対するトッテナムは、グレイがボレーシュートを放ち反撃を試みるものの、その後はノッティンガム・フォレストの展開に。素早い攻撃からモーガン・ギブス・ホワイトがゴール前に飛び込むなど、追加点を狙っていく。


 迎えた50分、ハドソン・オドイがこの試合2点目を記録する。左サイドから放ったクロス性のボールはそのままゴールに吸い込まれ、ホームチームが大きな追加点を奪う。すると、トッテナムは59分に3枚替えを敢行。ベン・デイヴィス、ルーカス・ベリヴァル、ジョアン・パリーニャを投入する。
 
 反撃したいトッテナムだったが、次の得点はノッティンガム・フォレスト。79分にハドソン・オドイのパスを受けたサンガレが強烈なミドルシュートを決め、試合を決定づける3ゴール目を奪う。3点のビハインドを背負ったアウェイチームは、効果的な攻撃は繰り出せずにこのまま試合終了。ノッティンガム・フォレストが3-0で勝利を収めた。
 
 ノッティンガム・フォレストは次戦、22日に敵地でフルアムと対戦。トッテナム・ホットスパーは20日、ホームにリヴァプールを迎え入れる。

【スコア】
ノッティンガム・フォレスト 3-0 トッテナム・ホットスパー

【得点者】
1-0 28分 カラム・ハドソン・オドイ(ノッティンガム・フォレスト)
2-0 50分 カラム・ハドソン・オドイ(ノッティンガム・フォレスト)
3-0 79分 イブラヒム・サンガレ(ノッティンガム・フォレスト)


【動画】ハドソン・オドイが2得点!



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