6年間続いたイマノル・アルグアシル政権が終わり、過渡期が予想されるこの1年をセルヒオ・フランシスコ氏に託したレアル・ソシエダ。育成年代で、トップチーム所属のカンテラーノを多数指導した実績を持つ46歳の下で、再出発を切る目論見だった。しかし、開幕5試合未勝利でスタートダッシュに失敗すると、一時は持ち直したかのように見えたが、第14節ビジャレアル戦から3連敗。12日の第16節ジローナ戦に1-2で敗れた後、解任が発表されていた。
そんななかで注目を集めているのが後任選定だが、レアル・ソシエダは外国人指揮官を招へいする可能性があるようだ。スペイン紙『マルカ』によると、最有力候補として目されているのが、ペッレグリーノ・マタラッツォ氏とチアゴ・モッタ氏とのこと。前者は、ユリアン・ナーゲルスマン氏の下でアシスタントコーチを務めた48歳で、昨年11月までホッフェンハイムを指揮していた。対する後者は、ユヴェントスを筆頭にセリエA複数クラブの監督を歴任したほか、選手としてバルセロナとアトレティコ・マドリードでプレーしており、ラ・リーガに精通している。両者については、クラブ上層部が10月上旬頃(フランシスコ前監督の解任が最初に取り沙汰された)から、リストアップしていたことを併せて伝えている。
また、同時期に名前が挙がったガルシア・ピミエンタ氏と、ルイス・ガルシア・プラザ氏のスペイン人指揮官たちも、依然として後任候補ではあるが、外国人指揮官を招へいする可能性が高い、と『マルカ』は見解。交渉は加速しており、数日中に決定する見通しのようだ。
降格圏との勝ち点差が『1』の15位と苦しんでいるレアル・ソシエダ。

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