現地時間16日、日本代表DF冨安健洋のアヤックス加入が正式発表された。

 冨安は1998年11月5日生まれの現在27歳。
アビスパ福岡、シント・トロイデン、ボローニャを経て2021年夏にプレミアリーグの名門アーセナルへ加入した。当時リーグ3連敗中だったチームで右サイドバック(SB)の定位置を確保し、守備の立て直しに貢献すると、在籍した4年間で公式戦通算84試合に出場。しかし、イングランドの地では度重なる負傷に悩まされ、今年7月に双方合意の上での契約解除が発表された。

 5カ月に及ぶ無所属期間を経て、“再出発の地”はエールディヴィジで歴代最多36度の優勝を誇るオランダ屈指の名門アヤックスに決定。契約期間は2026年6月30日までの半年間で、背番号は「32」に。日本代表として共闘してきた板倉滉とチームメイトとなり、エールディヴィジ制覇を目指すチームで自身のトップフォームを取り戻すべく、キャリアの新章をスタートさせる。

 加入を決断した理由について「アヤックスと話をした時、クラブが自分のことを信じてくれていると感じました」と語った冨安だが、アーセナル時代のチームメイトであるオランダ代表DFユリエン・ティンバーからアドバイスを受け取っていたようだ。かつてアヤックスで活躍した同選手との会話について、クラブ公式インタビューにて「決断を下す前に、アヤックスというクラブやアムステルダムという街について尋ねました。彼はこのクラブについて良いことしか言っていませんでした」と明かしている。

 昨年10月のサウサンプトン戦を最後に約14カ月間実戦から遠ざかっている冨安。FIFAワールドカップ26開幕まで半年程となる中、新天地でのパフォーマンスに注目が集まる。


【公式発表】冨安健洋の新天地はアヤックスに! 


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