鹿児島ユナイテッドFCは17日、DF岡崎慎が2025シーズン限りで現役引退することを発表した。

 岡崎は1998年10月10日生まれの現在27歳で、ジュニアユース年代からFC東京の下部組織に所属。
2018年3月に19歳でトップチームデビューを飾ると、清水エスパルスへのレンタル移籍を経験しつつ、公式戦通算51試合に出場し1ゴール1アシストをマークした。その後はロアッソ熊本FC岐阜でプレーし、今年2月に鹿児島へ完全移籍加入。今シーズンは公式戦19試合出場1ゴールという成績を残した。

 A代表への招集歴はないものの、世代別の日本代表としても活躍。2020年にはAFC U-23アジアカップにも出場した。

 27歳でスパイクを脱ぐこととなった岡崎は、鹿児島のクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「今シーズンを持ってプロサッカー選手を引退することに決めました。理由は自分のプレーに満足できなくなったからです。約9年間のサッカー選手としての生活はとても刺激的で常に良い経験ができました。FC東京、清水エスパルス、ロアッソ熊本、FC岐阜、鹿児島ユナイテッドFCという素晴らしいチームに迎え入れていただき幸せな時間を過ごす事ができました」

「自分のプレーでチームに恩返しが全くできず悔しい思いもたくさんしましたが、それでも後押ししてくれるファンサポーター、少しでも自分を良い方向に成長させようとしてくれた監督、コーチをはじめとしたチーム関係者、特にどのチームでもお世話になったメディカルスタッフの方々。全ての方々のおかげでここまでサッカー選手としてボールを蹴り続ける事ができました、本当に感謝してもしきれないです。ありがとうございました! これからの自分の人生でお世話になった方々にお返しが少しでもできるようサッカーを辞めても一生懸命努力し続けます」

「最高のサッカー選手人生でした!! 今まで本当にありがとうございました!!」

 また、岡崎が育成年代を過ごし、プロキャリア最初のクラブとなったFC東京は公式X(@fctokyoofficial)上で「FC東京U15深川、FC東京U18を経て、2017シーズンにトップチームに昇格。
2022シーズンまで東京に在籍し、現在鹿児島ユナイテッドFCに在籍する岡崎慎選手が現役引退を発表しました。正確なキックとクレバーなプレーを見せてくれた岡崎選手。人懐っこい性格で誰からも愛されました。マコ、早いです。現役生活おつかれさまでした」と綴っている。
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