セルティックに所属する日本代表FW前田大然が17日、今季の公式戦7ゴール目をマークした。

 スコティッシュ・プレミアシップ第11節(延期分)が行われ、セルティックは敵地でダンディー・ユナイテッドと対戦した。
10月28日にブレンダン・ロジャーズ前監督が退任した同クラブは、マーティン・オニール暫定監督の下で公式戦8試合7勝を記録。しかし、ウィルフリード・ナンシー新監督が就任して以降は3連敗を喫しており、苦しい戦いが続いている。新体制初勝利を目指す一戦に、FW前田とMF旗手怜央は揃って先発した。

 試合は立ち上がりの13分に前田がスコアを動かす。ハーフウェイライン付近からオーストン・トラスティが前線に縦パスを通し、ボールを引き出したジョニー・ケニーが左サイドに素早く展開。前田が相手選手と1対1の局面を迎えると、鋭い切り返しで縦に突破する。最後は冷静に左足でネットを射抜き、アウェイのセルティックが先制に成功した。

 ゲームの主導権を握ったセルティックは、前半だけで11本のシュートを放つなど複数のチャンスを演出。だが、追加点には至らずハーフタイムに突入すると、後半はダンディー・ユナイテッドが攻勢を強める。まずは58分にコーナーキックから同点弾を挙げると、3分後にも再びコーナーキックの流れから逆転弾をゲット。一気にスコアをひっくり返してみせる。

 その後、セルティックは65分に3枚替えを敢行。
旗手がピッチを退いた一方、ベンチ入りしていたFW山田新が約2カ月ぶりの公式戦出場を果たす。前田はフル出場したものの、試合は2-1で終了。セルティックはナンシー新監督のもと4連敗となった。次節、ダンディー・ユナイテッドは20日にホームでハイバーニアンと対戦。セルティックはその翌日にホームでアバディーンと対戦する。

【スコア】
ダンディー・ユナイテッド 2-1 セルティック

【得点者】
0-1 13分 前田大然(セルティック)
1-1 58分 クリスティアン・ケレステス(ダンディー・ユナイテッド)
2-1 61分 ザック・サプスフォード(ダンディー・ユナイテッド)
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