カラバオ・カップ準々決勝が現地時間17日に行われ、マンチェスター・シティとブレントフォードが対戦した。

 近年プレミアリーグの覇権を握り続けてきたマンチェスター・シティだが、最後にカラバオ・カップを制覇したのは2020-21シーズン。
5シーズンぶりの優勝を目指す今大会は3回戦でハダースフィールドを2-0、4回戦でスウォンジーを3-1で下し、危なげなくベスト8に駒を進めている。ブレントフォードとのプレミア勢対決となる準々決勝、ジョゼップ・グアルディオラ監督は過密日程を考慮してターンオーバーを敢行し、アーリング・ハーランドら主力の一部を温存した。

 序盤から主導権を握ったマンチェスター・シティは32分に先制に成功。ディバイン・ムカサが蹴った右CKのこぼれ球を拾ったラヤン・シェルキがボックス手前中央で相手選手を一人かわし、そのまま右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール右上隅に突き刺さった。立ち上がりからキレのある動きを見せていた新加入の背番号「10」は、これでカラバオカップ2試合連続ゴールとなっている。

 67分にはカウンターから追加点が生まれる。アブドゥコディル・フサノフのクリアをムカサ、タイアニ・ラインデルスと繋いで素早く敵陣左サイドの広大なスペースへ展開。抜け出したサヴィーニョが縦方向への突破から左足を振ると、相手DFに当たったボールがゴール右隅へ吸い込まれた。

 ブレントフォードは放ったシュート3本すべてを枠内へ飛ばしたものの、GKジェームズ・トラッフォードのセーブもあり得点を奪えず。試合は2-0で終了し、マンチェスター・シティが準決勝進出を決めた。すでにチェルシーとニューカッスルもベスト4に進出。残る一枠は現地時間23日に行われるアーセナルvsクリスタル・パレスの勝者が手にすることになる。


【スコア】
マンチェスター・シティ 2-0 ブレントフォード

【得点者】
1-0 32分 ラヤン・シェルキ(マンチェスター・シティ)
2-0 67分 サヴィーニョ(マンチェスター・シティ)
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