マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが自身の将来について言及した。17日、イギリス紙『デイリー・メール』が、ポルトガルサッカー連盟が運営する『カナル11』でのインタビュー内容を伝えている。


 現在31歳のB・フェルナンデスは、2020年1月にスポルティングからマンチェスター・ユナイテッドへと完全移籍。シーズン途中の加入ながらすぐさま司令塔としての地位を確立し、2023年7月からはキャプテンとしてチームを牽引している。在籍7年目の今季はボランチとしてもプレーしており、ここまで公式戦17試合出場5ゴール7アシストを記録中だ。

 『カナル11』によるインタビューの前半では、アル・ヒラルから巨額オファーを受けていた今夏の移籍市場を回想したB・フェルナンデス。「クラブは僕の退団を望んでいた」という衝撃の告白やマンチェスター・ユナイテッド残留の決断理由を語っていた。

 インタビューの後半では今後のキャリアについて触れ、「自分が望まれている限りクラブに残りたい」とマンチェスター・ユナイテッドへの愛情を強調しつつ、「スペインリーグを経験してみたいし、イタリアでメジャータイトルを争ってみたい」とコメント。「イタリアとは強い縁がある。娘はイタリアで生まれたんだ」とプロ生活をスタートさせたイタリアへの想いを明かしている。

 一方、古巣スポルティングへの復帰の可能性に対しては、「ポルトガルに戻ることを考えたことがある。しかし、かつて幸せだった場所に戻ると、残してきたイメージを壊してしまうこともある」と説明。「愛情と敬意という意味では、第一候補はスポルティングだ。幸せになれるとしたらスポルティングだと思う。
でも、今のイメージを壊したくはない」と見解を示した。

 また、「家族の理由から見てもポルトガルに戻りたい気持ちはある。でも、ただ惰性でプレーしたくはない。人生に何かを付け加えたいんだ」と主張。続けて、「もっと後になれば、地区リーグでプレーするのもいいと思っている。地区リーグは愛情でプレーする場所で感覚が全然違う。そこには友人もいるからね」と述べている。
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