バイエルンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが、今シーズンの目標について言及した。17日、ドイツメディア『スカイ』が同選手のコメントを伝えている。


 現在32歳のケインは、2023年夏にトッテナム・ホットスパーからバイエルンに完全移籍で加入。初年度は無冠に終わったものの、自身はブンデスリーガで得点王を獲得。そして昨シーズンはブンデスリーガ制覇を成し遂げ、キャリア初となる念願のタイトルを掲げた。

 そして、今シーズンも衰え知らずの得点力でバイエルンをけん引。時折、低位置に下がって攻撃の組み立てにも参加しながら、ブンデスリーガで独走態勢に入りつつあるクラブの絶対的エースとして君臨している。

 ケインはここまで14試合が消化したリーグ戦で18ゴールを記録。得点ランキング首位を快走し、2位に10ゴール差をつけている。現在のペースを維持できれば、2020-21シーズンにロベルト・レヴァンドフスキ(現:バルセロナ)が樹立したブンデスリーガ年間最多得点記録の41ゴールを塗り替える可能性がある。

 そんな大記録に並ぶ可能性について問われると、「今季の好調なスタートを考えると可能だと思っている。でも、まだ道のりは長い。あと、4、5カ月はこのレベルを維持する必要がある」と語り、シーズン終了まで現在のパフォーマンスを続ける重要性を説いている。

「サッカーにおいて最も難しいのは、長期間に渡って安定した成績を残すことだ。
この記録は信じられないほど素晴らしいもので、破るのは難しいだろう。でも、こうした野心を持つことは楽しいことだよ」

 また、今季の目標に関しては「すべての主要タイトルを獲得したい」とコメント。「チャンピオンズリーグ、ブンデスリーガ、DFBポカールで最大限の成功を収めたい」と続け、“3冠”を目指すことを誓った。


【動画】ケインのPKで同点に持ち込む



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