フランクフルトは18日、スウェーデン1部(アルスヴェンスカン)のユールゴーデンからU-23日本代表DF小杉啓太を獲得したと発表した。なお、チームへの合流は来年1月1日からとなる。


 小杉は左サイドバック(SB)を主戦場とする19歳。湘南ベルマーレの下部組織で育つと、高校卒業と同時にJリーグを経由することなくスウェーデン1部のユールゴーデンに移籍し、公式戦通算62試合に出場して5ゴール7アシストという成績を残している。また、昨季はカンファレンスリーグ(ECL)本大会で11試合に出場し、同クラブのベスト4進出(準決勝でチェルシーに敗戦)に貢献していた。

 2023年11月にはFIFA U-17ワールドカップインドネシア2023で主将として全4試合にフル出場したほか、今年9月に開催されたFIFA U-20ワールドカップチリ2025でも全4試合にフル出場。ロサンゼルスオリンピック2028では中心選手として活躍が期待されている。また、欧州五大リーグであるブンデスリーガ挑戦が決まったことにより、今後の活躍次第ではFIFAワールドカップ26に臨む日本代表に選出される可能性も見えてきた。

 フランクフルトのスポーツダイレクター(SD)のティモ・ハルドゥング氏は、小杉の獲得に際し、クラブ公式サイト上で「小杉啓太はボールを扱う技術に長けているだけでなく、ピッチを幅広くカバーする高い運動量を誇る左サイドバックだ。彼はすでに、スウェーデンのトップリーグや欧州カップ戦で定期的に先発出場し、そのクオリティを示しており、大きく成長する可能性を秘めている」と、期待を寄せた。

 フランクフルトには日本代表MF堂安律が所属しているほか、日本代表のコーチである元日本代表MF長谷部誠氏がリザーブチームでアシスタントコーチを務めている。


【動画】小杉啓太がサポーターへメッセージ「日本から応援よろしくお願いします!」


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