フルミネンセを退団したブラジル代表DFチアゴ・シウヴァに、ミラン復帰の可能性が浮上しているようだ。18日、ブラジルメディア『ESPN』が伝えている。


 現在41歳のT・シウヴァはこれまでミラン、パリ・サンジェルマン(PSG)、チェルシーで活躍し、2024年夏に古巣フルミネンセへ復帰。今夏のFIFAクラブワールドカップ2025でキャプテンマークを巻いて5試合にフル出場するなど主力として活躍していたが、現地時間17日に契約解除に伴う退団が発表された。

 フリーエージェントとなったT・シウヴァだが、開幕まで約半年程となったFIFAワールドカップ26でのブラジル代表メンバー入りを目指しており、現役引退は検討していない模様。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、中東やメジャーリーグ・サッカー(MLS)挑戦が選択肢に挙がっている中、本人の優先事項は欧州復帰であると伝えている。

『ESPN』が報じたところによると、T・シウヴァは家族がロンドンに住んでいるため、イングランドでのプレーを希望しているとのこと。一方、古巣であるミランは現在DFの補強を検討しており、マッシミリアーノ・アッレグリ監督との共闘経験がある同選手と今シーズン終了までの短期契約を締結する可能性があるという。また、ポルトガルの名門ポルトも獲得に興味を示しているようだ。

 ブラジル代表で歴代5位の通算113キャップを誇り、欧州のメガクラブで数々のタイトルを獲得してきたT・シウヴァ。果たして新天地はどこになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
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