横浜F・マリノスは19日、ヴィッセル神戸からGK坪井湧也が完全移籍加入することを発表した。

 1999年8月23日生まれの現在26歳の坪井は神戸の下部組織出身で、中央大学を経て2022年にトップチームの一員になった。
昨シーズンはジュビロ磐田、今シーズンはRB大宮アルディージャにレンタル加入。これまでJリーグとJリーグYBCルヴァンカップで通算4試合、天皇杯で通算1試合に出場しているが、今シーズンは出場機会がなかった。

 完全移籍加入に際し、坪井は横浜FMのクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示した。

「横浜F・マリノスに関わるすべての皆さま、初めまして。ヴィッセル神戸から加入することになりました、坪井湧也です。歴史と伝統のあるこのクラブで戦えることを本当にうれしく思います。横浜F・マリノスの魅力である攻撃的なサッカーをピッチで体現し、勝利に貢献できるように全力を尽くします。よろしくお願いします」

 また、退団する神戸に向けては次のように感謝を綴っている。

「ヴィッセル神戸に関わる全ての皆様へ。今年で神戸を離れることになりました。率直に言って、このクラブには感謝の気持ちしかありません。幼い頃、このクラブに出会ってなければ今の私はないかもしれません」

「ユースからトップチームに昇格できず、中央大学という道を選んだ私に、もう一度ヴィッセル神戸を背負って戦えるチャンスをいただいたときの嬉しさを昨日のことのように思い出します。
ヴィッセル神戸は地元のクラブというだけでなく、私にプロサッカー選手という夢を与えてくれた特別なクラブです。そのような特別なクラブでJリーガーになれたこと、初めてのJリーグ優勝を味わえたこと、本当に感謝してもしきれないくらい沢山の経験をさせてもらいました」

「このクラブも神戸の街も本当に大好きです。次に対戦する時は、成長した姿を見せられるように頑張ります。アカデミーで3年間、プロになって約4年間という長い間、本当にお世話になりました。そして沢山の応援をありがとうございました」
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