リヴァプールに所属するイングランド代表MFカーティス・ジョーンズが、騒動を巻き起こしていたエジプト代表FWモハメド・サラーの問題に言及した。19日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 サラーは3試合連続ベンチスタートとなった6日に行われたプレミアリーグ第15節のリーズ戦(△3-3)後に突如として不満を露わにし、アルネ・スロット監督との関係性についても「監督とは良好な関係性を構築してきた。ところが突然、その関係は壊れてしまった」と打ち明けたことが大きな騒動となり、9日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節のインテル戦(◯1-0)は招集外となっていた。

 その後、スロット監督との話し合いを経て、13日に行われたプレミアリーグ第16節のブライトン戦(◯2-0)では招集メンバーに復帰したサラーは同試合に途中出場を果たし、試合後にはスロット監督からも「解決すべき問題はない」と騒動が終結したことが明かされていた。

 そうしたなか、エジプト代表でのアフリカネイションズカップに出場するためにしばらくリヴァプールを離れているサラーの騒動について改めて聞かれたC・ジョーンズは「モー(サラーの愛称)は自分の意見を言える人間だ」と語りながら、同選手がチームに謝罪したことを明らかにした。

「彼は僕たちに謝罪をした。『もし、誰かに影響を与えたり、何らかの感情を抱かせたりしたのなら、謝る』と言ってくれた。それが彼の人間性だ。モーをよく知っているからこそ、彼が僕たちとどのように接して、どう行動したかが話せる。彼は前向きだった。全く同じモーで、満面の笑みを浮かべ、皆も彼に対して全く同じ態度だった。勝者になりたいという気持ちの一部だし、それは彼だけではないことだと思う」

「物事には特定のやり方があるのは理解している。でも、もし選手がベンチにいるだけで良くて、試合に出てチームに貢献したくないなら、それはもっと問題だと思う。
僕自身も含めて僕たちが怒りをぶつけた時は、いつも正当な理由からだった。その時はそれが正しい形で表に出なかったかもしれないけど、チーム、スタッフ、監督、誰かに影響を与えるようなことは一度もなかった。今はそういう状況を乗り越え、チームとしてうまくまとまって、良いプレーをして、試合に勝ち始めることができている」
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