同10月26日のラ・リーガ第10節にて宿命のライバルであるバルセロナを2-1で下し、レアル・マドリードはそのままリーグ優勝戦線をひた走るものと思われた。だが、11月に入るとチームは突如として急失速。同月中は公式戦6試合で2勝3分1敗と勝ちきれないケースが増え、アロンソ監督に対する風当たりは次第に強くなっていった。さらに、“エル・クラシコ”で途中交代させたブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとの関係悪化、他のスター選手たちをマネジメントできているのかといった懸念なども各方面から指摘されており、アロンソ監督にとって就任1年目のシーズンは早くも多難の様相を呈している。
『マルカ』によると、アロンソ監督は記者会見で今年最後の試合となるセビージャ戦に言及。「これまで多くの試合をこなしてきたが、最後は力強く締めくくり、2026年をエネルギーと明るい気持ちを持ってスタートさせたい」と意気込んだ。クラブとの関係性については「要求は非常に高い」としながらも「道のりは長いんだ。良い時もあれば、そうでない時もあるだろう」と述べた。
記者会見場で自身の去就や選手との関係性といった様々な質問が投げかけられる現状について「これも仕事のうち。私が苦しむためにここにいるとは思わないでほしい」と語ったアロンソ監督。だが、今回の会見でも記者からはヴィニシウスの名前が出された。同17日に行われたコパ・デル・レイ・ラウンド32(3回戦)のタラベラ戦(〇 3-2)で、レアル・マドリードは終盤に2点を決められる苦しい状況に追い込まれた。

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