バルセロナでは、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホとデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの去就が不透明な状況。前者はメンタルヘルスに問題を抱え、後者は給与の面から2026年6月末に満了を迎える契約の延長交渉が滞っている状況だ。そのためバルセロナの強化部門は、少なくとも強力なCBを最低一人は獲得することが理想的であることを認識し、市場を注視しているという。
そこで、「バルサの4~5年間の問題を解決できる」可能性がある最も評価が高い候補に名前が挙がっているのが、マンチェスター・シティのクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオールとインテルのイタリア代表DFアレッサンドロ・バストーニの2人だ。両選手はともに、サイドバックも務められる左利きのCBで、足元の技術に長け、若くして大舞台での経験が豊富と、バルセロナが求める条件を満たしている。
気になるのは獲得にかかる費用だ。今夏も選手登録に四苦八苦したバルセロナは現在、“1:1ルール”(削減した人件費のすべてを、新たな人件費に使い回せるファイナンシャル・フェアプレーのルール)に適合していない。しかし、クラブが無条件に選手登録を再開できる状況に戻った場合、グヴァルディオールとバストーニは明確なターゲットとなるだろうと『ムンド・デポルティーボ』は予想。同クラブは来夏の時点での“1:1ルール”完全復活を目指しているとも同紙は付け加えている。
ただ、グヴァルディオールとバストーニの獲得には最低でも移籍金8000万ユーロ(約148億円)が必要と見込まれており、クラブ間交渉は一筋縄ではいかないだろう。代替候補として、ドイツ代表DFニコ・シュロッターベック(ドルトムント)やスペイン代表DFパウ・トーレス(アストン・ヴィラ)も高く評価されているが、獲得に全力を注ぐほどの関心は集めていないという。
また、所属クラブとの契約満了が近いイングランド代表DFマルク・グエイ(クリスタル・パレス)やフランス代表DFイブライマ・コナテ(リヴァプール)も注視しているが、スペイン代表DFエリック・ガルシアを上回る選手とは見なされていないようだ。

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