NEC(オランダ1部)に所属する日本代表MF佐野航大が、同国の強豪PSVに移籍する可能性が浮上している。19日、オランダメディア『Voetbal International』が報じた。


 エールディヴィジで首位を独走するPSVでは、8得点6アシストを記録しているオランダ代表MFヨエイ・フェールマンが、フェネルバフチェへの移籍に近づいている模様。フェールマンとフェネルバフチェは個人合意に達したと報じられており、フェネルバフチェは今冬の移籍市場で有効な2000万ユーロ(約36億円)超の契約解除金を支払う構えだという。

 シーズン途中の主力流出はPSVにとって大きな痛手となるが、フェールマンの後釜として、佐野が候補に挙がっているようだ。

 日本代表MF佐野海舟(マインツ)の弟である佐野は現在22歳。2022年にファジアーノ岡山でプロデビューを飾り、2023年夏にJ2から欧州挑戦を果たした。NECで中盤の定位置を掴み取り、今季は開幕16試合連続フル出場でチームの上位争いに貢献している。

 2025年6月には日本代表デビューを飾った佐野。今冬のステップアップが実現し、FIFAワールドカップ26のメンバー入りへさらなるアピールとなるのだろうか。
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