プレミアリーグ第17節が20日に行われ、ニューカッスルとチェルシーが対戦した。

 現在12位のニューカッスルは、リーグ戦4試合無敗で来ていたものの、前節サンダーランドとの“ウェア・タイン・ダービー”に0-1で敗れ、宿敵相手に辛酸をなめることになった。
対するチェルシーはエヴァートンを2-0で下し、リーグ戦4試合ぶりの白星を飾った。

 ニューカッスルはこの試合で右サイドバック(SB)にルイス・マイリー、中盤の一角にはジェイコブ・ラムジーを起用。チェルシーは、最前線にジョアン・ペドロを配置し、その下に右からペドロ・ネト、コール・パーマー、アレハンドロ・ガルナチョをスタメンで起用した。

 試合は立ち上がりから動きを見せ、4分にニューカッスルが先制。ジェイコブ・マーフィーのクロスにアンソニー・ゴードンが合わせると、これをGKロベルト・サンチェスがビッグセーブ。しかし、こぼれ球がニック・ウォルトメイドの足元にこぼれ、そのままゴールに押し込んだ。さらに20分、本拠地『セント・ジェームズ・パーク』の声援を背にするニューカッスルが追加点を記録する。A・ゴードンが左サイドからクロスを送り込むと、そこにウォルトメイドが頭で合わせ、リードを2点に広げた。

 その後もニューカッスルの強度のあるプレスを前にチェルシーは苦戦。アウェイチームは時間の経過につれて敵陣に押し込むシーンも増えたが、ウォルトメイドにハットトリックのチャンスが訪れるなど、終始ニューカッスルペースで前半を終えた。

 後半に入り49分、チェルシーのキャプテンが反撃の狼煙を上げる。ゴールから約25メートルの位置でFKを得ると、リース・ジェームズが直接FKを沈め、1点差に迫る。
チェルシーがリズムをつかみ始めると、66分に同点に追いつくことに成功。R・サンチェスのフィードからJ・ペドロが、ワンタッチでマリック・チャウを交わすと、そのままGKと1対1の局面を制し、試合を振り出しに戻す。

 同点に追いつかれたニューカッスルは72分に前線の3枚替えを敢行。ヨアヌ・ウィサ、アンソニー・エランガ、ハーヴィー・バーンズを投入し、スピードを兼ね備える選手で打開を図る。すると、ウィサのスルーパスに抜け出したバーンズに決定的なチャンスが訪れるも、最後のところでR・ジェームズが体を寄せ切り、勝ち越しを許さない。

 最後までハイテンションのまま、素早い展開でゴール前を行き交う展開となるが、両チームともに追加点を決め切ることはできず、このまま試合は2-2で終了した。

 ニューカッスルは次戦、26日にマンチェスター・ユナイテッドと、チェルシーは27日にアストン・ヴィラとそれぞれ対戦する。

【スコア】
ニューカッスル 2-2 チェルシー

【得点者】
1-0 4分 ニック・ウォルトメイド(ニューカッスル)
2-0 20分 ニック・ウォルトメイド(ニューカッスル)
2-1 49分 リース・ジェームズ(チェルシー)
2-2 66分 ジョアン・ペドロ(チェルシー)


【動画】R・ジェームズが直接FKを沈める!



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