レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、レバンテ戦を振り返った。スペイン紙『エル・デスマルケ』が伝えている。


 ラ・リーガ第17節が20日に行われ、レアル・ソシエダはレバンテと対戦。45+1分にディフレクションがありながら、ゴンサロ・ゲデスのクロスを久保が頭で合わせて先制点を挙げたが、90+4分にPKから同点弾を許し、1-1のドローに終わった。

 この結果、リーグ戦の連敗は「3」でストップしたものの、4戦未勝利となったレアル・ソシエダ。今夏からセルヒオ・フランシスコ元監督がチームを率いていたが、成績不振に伴い今月14日に解任されており、Bチームのジョン・アンソテギ監督が暫定的にトップチームを率いていたものの、レバンテ戦後にはペッレグリーノ・マタラッツォ新監督が就任したことが発表されている。

 この試合に90+1分までプレーし、8月16日に行われた開幕戦のバレンシア戦以来、今季2得点目となるゴールを決めた久保は試合後、スペインメディア『Movistar』で次のように振り返った。

「これから何が起きるかはわかりません。今のところ、監督はジョンです。彼はクラブがひどい状況に陥っていた時に就任して、僕たちを窮地から救い出そうと尽力してくれました。2試合とも戦いましたけど、2試合目は勝てませんでした。ジョンとイマノル(・アルグアシル元監督)には感謝しています。次に誰が監督になろうと全員で全力を尽くします」

 また、ゴールの後にクラブの栄養士イオン・ゴメス氏に向けたメッセージが書かれたシャツを掲げたことには「多くの苦しみを抱えているイオンに捧げたものでした。詳細は省きますが、彼は僕たちを含めて皆のサポートを必要としていると思います。
すべてがうまくいって、彼がまた笑顔でいられることを願っています」と言及した。

 続けて、「時には土壇場で同点に追いついて栄光で試合を終えることもありますが、そうでない時もあり、今日は僕たちの番でした。1-0の時点でもっと早く試合を終わらせることができたはずでした。それが結果です。相手も勝利を必要としていて、最終的に僕たちは勝ち点1を分け合うことになりました」と勝利を逃した悔しさを口にしつつ、「これからもチームに貢献して、この状況を少しでも早く乗り越えられるように貢献していきたいです」と今後の戦いに向けた意気込みを語っている。


【ハイライト動画】久保建英が今季2得点目をマーク!

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