ピッチ復帰への道筋やアヤックスでの立ち位置、FIFAワールドカップ26で優勝を目標に掲げる日本代表への復帰などについて言及したが、取材対応の中では感謝の言葉が繰り返された。
アーセナル加入後、存在感を見せ、サポーターにも愛された存在ではあったが、負傷との戦いでもあった冨安。2024年10月を最後にピッチを離れると、契約を残す中で双方合意で2025年夏に解除。2025年後半は無所属としてリハビリに専念した。「改めてたくさんの人に支えられた」「周りのサポートがなければ、間違いなくここまで持って来られなかった」と言う冨安は、「僕の身の周りの人、エージェント、トレーナーももちろんそうですし、家族、友達、街中で会うサポーターの人たちからも『待っているよ』と言葉をもらいながら生活できたので、改めていいものを得られた期間でもあったと思います」と、離脱期間を振り返って感謝の言葉を口にした。
特に復帰へ向けて支えたトレーナーとファンの存在を挙げた冨安は、「トレーナーさんには、彼の時間を削ってまで僕に費やしてくれているところもあるので、感謝しかないですし、彼じゃないとここまで戻せていなかったかもというくらい、難しいものでもあったので感謝したいです」、「街中で会うサポーターの人たちに声をかけてもらうだけでも、待ってくれている人がいるというところで、間違いなくモチベーションにつながりました」「(離脱期間で励みになった言葉は?)サポーターの皆さんの『待っているよ』という言葉です」と続けた。
アーセナルには4年在籍したが、「アーセナルというだけでなく、間違いなく今は世界で一番のリーグであるプレミアリーグでプレーできたことは、今後のサッカー人生においても大きなものでしたし、僕のサッカー人生はまだまだ続いていくので、その中でプレミアに戻るチャンスもあると思っています」と、27歳の志はまだまだ高い。契約解除後の無所属期間にも多くのクラブからの関心も報じられたが、「それは僕がやってきたことを改めて評価してくれたというか、ヨーロッパのクラブから自分自身もちゃんと評価してもらっていたんだということを、再確認することができたのは、一個ポジティブなところでした。だからこそ、ここから僕のサッカー人生は続きますし、もう一個、二個上に、という言い方はあれですけど、まだまだやれると思っています」と意欲は高い。
アヤックスでしっかりと活躍し、その先には日本代表復帰を見据える。11月には、日本代表の森保一監督が冨安の状況について海外の記者から問われた際、「間に合うと信じている」と回答していたことについて、「そうやって言ってもらえるのはうれしいですし、一個のモチベーションにはなるので、感謝したいというのと、代表に呼ばれていない期間でも名前を出してもらえることは、自分がやってきたことが評価されているとも捉えられるので、まずは感謝からだと思います」と、指揮官への謝意を伝える。
日本代表は2026年3月にはイングランド遠征を控えており、31日にウェンブリー・スタジアムでイングランド代表との対戦がある。
ともかくまずはアヤックスの選手としてピッチに戻ることが第一。「(退団の決断は)僕にとってベストだったと思っているし、退団を決めた瞬間もそれがベストだと思っていたし、今振り返ってもそれがベストだったと思うので。今回アヤックスへの移籍を決めて、これからも、これまでもそうですが、これからは特に自分次第なので、また一個一個のタイミングで振り返ることはあると思いますけど、振り返った時にこの決断をしてよかったと思えるかどうかは、結局自分次第。これからなんだなと自分を思わせる準備はできていますし、だからこそ自分自身にフォーカスします」と、感謝を気持ちを体現するためにも、まずはコンディションを上げていくことに集中する。
【動画】板倉ともハグ 冨安のアヤックス加入日ハイライト

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