ラ・リーガ第17節が21日に行われ、ビジャレアルとバルセロナが対戦した。

 ホームのビジャレアルは、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)でラウンド32で姿を消したものの、リーグ戦は6連勝と絶好調。
首位バルセロナと比べ、消化試合が2試合少ないにも関わらず、勝ち点差は「8」とさらなる上位進出を目指す。敵地に乗り込むバルセロナも、“エル・クラシコ”を落として以降のリーグ戦で7連勝と、強さを発揮している。

 注目の上位対決でビジャレアルは、ニコラ・ペペとアジョセ・ペレスを2トップで起用。バルセロナは最前線にフェラン・トーレスを配置し、2列目には右からラミン・ヤマル、フェルミン・ロペス、ハフィーニャをピッチ送り込んだ。

 序盤、ビジャレアルは4-4-2のブロックを形成しつつ、素早いカウンターからペペとA・ペレスを中心にチャンスを作り続けるが、先制点を挙げたのはバルセロナ。10分にハフィーニャがエリア内で倒されPKを獲得すると、GKの逆を突き、ゴール左側に流し込んだ。

 バルセロナはボールを保持しつつ、フェルミン・ロペスやハフィーニャがエリア内へのランニングでチャンスを演出し、追加点を目指す。ビハインドを背負ったビジャレアルは、バルセロナの高いDFラインの背後を狙い打開を試みる。タジョン・ブキャナンが相手のミスを突くが、同点のチャンスを生かせない。

 すると、ビジャレアルにアクシデント発生。39分にレナト・ヴェイガがヤマルへ後方から危険なタックル。このプレーがレッドカードと判定され、リードを追うビジャレアルは前半から10人での戦いを強いられる。


 再度ギアを上げたいバルセロナは62分にロベルト・レヴァンドフスキとマーカス・ラッシュフォードを投入。この交代の直後、ゴール前の混戦から最後はヤマルが決め切り、リードを2点に広げる。

 数的不利のビジャレアルは、2点を取られても志の高いプレーを続行。ゴール前に迫るシーン作るが、GKジョアン・ガルシアの牙城を崩すことはできず。徐々に疲れが見え始めると、バルセロナがボールをキープしつつ、時計の針を進めていく。

 このまま試合は終了し、バルセロナが2-0で勝利。2位レアル・マドリードとの勝ち点差を「4」に維持したまま、年内最終戦を終えた。

 ビジャレアルは次戦、2026年1月3日にエルチェと対戦。一方のバルセロナは4日に敵地でエスパニョールとの“バルセロナ・ダービー”に臨む。

【スコア】
ビジャレアル 0-2 バルセロナ

【得点者】
0-1 12分 ハフィーニャ(PK/バルセロナ)
0-2 63分 ラミン・ヤマル(バルセロナ)


【動画】ヤマルがリーグ戦7ゴール目をマーク



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