川崎フロンターレは22日、いわきFCへ期限付き移籍していたGK早坂勇希について、来季より同クラブへ復帰することを発表した。

 早坂は1999年5月22日生まれの現在26歳。
川崎Fの育成組織出身で、U-12からU-18までの各カテゴリーを踏破した後、桐蔭横浜大学を経て、2022シーズンより川崎Fに入団した。川崎Fではなかなか公式戦の出場機会を得られなかったが、2024明治安田J1リーグ第27節の横浜F・マリノス戦で公式戦初出場。今季はいわきへ“武者修行”に出ており、2025明治安田J2リーグで16試合、2025JリーグYBCルヴァンカップで1試合の計17試合でゴールマウスを守った。

 期限付き移籍からの復帰を受けて、早坂は川崎Fを通してコメントを発表。「川崎フロンターレに復帰することになりました。成長した姿でアジア青覇、タイトル獲得のために全力で戦います」と意気込んだ。

 また、1年間を過ごしたいわきを通しては、次のようにクラブへの感謝を表現し、ファン・サポーターへの別れのメッセージを綴った。

「1年間どんな時も応援してくださりありがとうございました。目標としていたJ1昇格という目標を達成できなかったこと、チームを救えなかったこと、本当に申し訳なく思っています」

「出場時間の少なかった自分を信じて、声をかけていただいた大倉社長、田村監督をはじめとするスタッフの皆様には本当に感謝しかありません。また、どんな時も信じ合い切磋琢磨したチームメイト、メディカルスタッフ、フロントスタッフなどのクラブが一つなり、戦えたこと本当に幸せに思います」

「最後になりますが、サポーターの皆さん開幕からなかなかうまく行かず、それでも常に最高の応援をハワスタでもアウェイでもありがとうございました。僕たちはその声援が本当に力になりました。最終戦での景色はベンチ横から見ていて鳥肌が立ちました。
これからチームは変わりますが、この1年間があったからこそ活躍できていると言えるように頑張っていきたいですし、それが一番の恩返しだと思います。本当に1年間ありがとうございました!」
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