アーセナルがプレミアリーグ首位でクリスマスを迎えた。

 プレミアリーグ第17節が現地時間20日に行われ、アーセナルは敵地でエヴァートンと対戦した。
24分にデクラン・ライスの左CKから相手DFのハンドでPKを獲得すると、これをヴィクトル・ギェケレシュが豪快に沈めて先制。その後は複数回に渡って訪れた決定機を生かせなかったが、エヴァートンの反撃を許さず、1-0で試合を締め括った。

 勝ち点を「39」まで積み上げ、首位でクリスマスを迎えることとなったアーセナル。しかし、クリスマス時点で首位だった2002-03シーズン、07-08シーズン、22-23シーズン、23-24シーズンはいずれも最終的に優勝を逃す結果に。これまで幾度となくアーセナルの行手を阻んできたマンチェスター・シティがわずか「2」ポイント差に迫っており、悲願のタイトル獲得に向けてまだまだ厳しい道のりが続きそうだ。

 直近は3シーズン連続で2位。2019年末に就任したミケル・アルテタ監督のもとで復活を遂げ、安定した成績を残しているものの、悲願のタイトル獲得にはあと一歩届いていない。夏に大型補強を敢行し、今シーズンこそはと意気込むアルテタ監督は、最大のライバルがぴったり背中を追ってきている現状について「それ(マンチェスター・シティが勝利したこと)を我々は見ていない。コントロールできるのは自分たちのパフォーマンスと結果だけだ。リーグ戦がどれだけ長く、厳しいものかは理解している。毎日を楽しみ、全力を尽くす。それでどんな結果になるか見てみよう」と語った。


 また、エースのイングランド代表FWブカヨ・サカも「自分たちの仕事と勝つことだけに集中している。首位に返り咲いたが、マンチェスター・シティのことはそれほど気にしていない。毎週勝てば、首位に留まり続けることができるからだ」と強調している。

 アーセナルは現地時間23日にクリスタル・パレスとのカラバオ・カップ準々決勝を戦い、その後はブライトン、アストン・ヴィラ、ボーンマス、リヴァプールと難敵との連戦が控えている。


【ハイライト動画】アーセナルがエヴァートンに勝ち切り首位キープ!

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