ミランは、ウェストハムに所属するドイツ代表FWニクラス・フュルクルクの獲得をめぐり、クラブ間合意に達したようだ。22日、ドイツメディア『スカイ』が報じている。


 ミランは、メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが負傷離脱していることもあり、今冬の移籍市場で最前線の補強を目指しているとされていた。今月に入り、フュルクルク獲得の可能性が報じられ、半シーズンのレンタル移籍で契約に近づいていることが伝えられていた。

 そして22日、『スカイ』は「両クラブは合意に達した。来夏までのレンタル移籍で買取オプションも付帯している」と報道。すでに個人的な条件は問題ないとされていたが、焦点となっていたクラブ間交渉に関しては、レンタル料は発生せず、ミランが半シーズン分の給与を負担することで決着するという。

 そして、この後はメディカルチェックに移る模様。同メディア及び、イタリア『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、クリスマス前にメディカルテストを実施するとし、早ければ今夜か明日の朝にミラノに移動する可能を伝えている。

 現在32歳のフュルクルクは、ブレーメンの下部組織出身で2012年1月にトップチームデビュー。すぐさまブレーメン定着とはならず、その後数クラブを渡り歩き、2019年夏に復帰。2022-23シーズンにブンデスリーガで16ゴールを挙げると、ドルトムントへのステップアップを果たした。

 さらに2024年夏にはウェストハムへの移籍が決まり、初の国外挑戦を決意。しかし、加入初年度は負傷にも苦しみ、公式戦20試合出場で3ゴール2アシストという数字に留まると、今季も公式戦9試合の出場に甘んじている。

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