バルセロナがエジプト屈指の名門から若手ストライカーの獲得を目指しているようだ。22日、スペイン紙『アス』が伝えている。


 報道によると、バルセロナはアル・アハリ・カイロに所属するU-17エジプト代表FWハムザ・アブデルカリムに関心を寄せているとのこと。同選手が18歳になる来年1月に買い取りオプション付きレンタルで獲得するべく、以前から交渉を進めているようだ。両クラブが合意に達した場合、同選手は当面の間リザーブチームにあたるバルセロナ・アトレティックでプレーするものと見られている。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏は、アブデルカリム自身は“夢のクラブ”であるバルセロナへの加入を強く望んでいると伝えている。しかし、アル・アハリ・カイロが要求する金銭条件がクラブ間交渉の障壁となっており、現時点では合意に達していないようだ。

 アブデルカリムは2008年1月1日生まれの現在17歳。アル・アハリ・カイロの下部組織出身で、今夏にデビューしたトップチームではここまで公式戦4試合に出場している。U-17エジプト代表としても活躍しており、先月開催されたFIFA U-17ワールドカップカタール2025にも出場。「9番」を背負って2ゴール1アシストをマークし、チームの決勝トーナメント進出に大きく貢献した。

 リヴァプールに所属するモハメド・サラーやマンチェスター・シティに所属するオマル・マルムーシュら、欧州で活躍する一線級のアタッカーを輩出しているエジプト。次なる“スター候補”のアブデルカリムはバルセロナに加入することになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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