ボーンマスに所属するガーナ代表FWアントワーヌ・セメニョは、マンチェスター・シティへの移籍を望んでいるようだ。23日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。


 現在25歳のセメニョは、2018年1月にブリストル・シティとプロ契約を締結。その後はサンダーランドなど複数クラブへのレンタル移籍を経験し、2023年1月にボーンマスへの完全移籍を果たした。在籍3年目の昨季は飛躍のシーズンを過ごし、公式戦42試合の出場で13ゴール6アシストをマーク。今季もここまでのプレミアリーグで8ゴール3アシストを記録しており、得点ランキングでは3位タイにつけるなど力強くチームを牽引している。

 複数クラブからの関心が報じられながら、今夏にボーンマスとの契約を2030年6月30日まで延長したセメニョ。しかし、依然として移籍の噂が絶えておらず、現地メディアはリヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドトッテナム・ホットスパーなどによる関心継続を報じている状況だ。また、『BBC』は先月17日、ボーンマスとセメニョの契約に6500万ポンド(約136億円)の契約解除金が設定されていると報道。この条項は冬の移籍期間の最初の2週間にのみ発動できる“特約”であると指摘していた。

 そうしたなか『デイリー・メール』によれば、セメニョはマンチェスター・シティへの移籍を希望している模様。同クラブが獲得レースを制す可能性が高いとした上で、セメニョ獲得へ本格的な動きを見せていた“ライバル”マンチェスター・ユナイテッドが、「大きな打撃を受けるだろう」と指摘した。
 
 一方、直近になって接近が報じられたチェルシーについて、「ブルーズ(チェルシーの愛称)はこの争奪戦から撤退した」と主張。依然としてリヴァプールとトッテナムが関心を寄せ続けていることも強調している。
果たして今冬の移籍市場でセメニョに動きはあるのだろうか。
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