リーグ・アンのリヨンは23日、レアル・マドリードからブラジル代表FWエンドリッキをレンタル移籍で獲得したことを発表した。

 現在19歳のエンドリッキは、2016年に9歳で母国ブラジルの名門パルメイラスの下部組織に入団。
2022年5月にプロ契約を締結すると、7月にはトップチームデビューを果たした。以降は、クラブの最年少出場記録や最年少得点記録を更新し、2024年夏からレアル・マドリードへと加入。昨シーズンは途中出場が中心だったものの、限られたプレータイムで公式戦37試合出場7ゴールの結果を残した。

 しかし、シャビ・アロンソ監督が就任した今季は状況が一変。昨季終盤に負ったハムストリングのケガでFIFAクラブワールドカップ2025を欠場すると、リハビリを進めていたオフシーズンに同箇所の負傷が再発してしまう。9月に復帰して以降も、ここまで3試合の出場にとどまっており、キリアン・エンバペから9番を引き継いだ若きストライカーはベンチを温める日々が続いていた。

 そうしたなか、リヨンがエンドリッキのレンタル加入を正式発表。契約期間は今シーズン終了までの半年間となっている。併せて同選手が12月29日からチーム練習に合流することも発表された。またスペイン紙『マルカ』によれば、背番号9の着用も決定し、リヨンがエンドリッキの年俸を最大100万ユーロ(約1億9000万円)まで負担する契約となっているようだ。

 なお、スペイン紙『アス』などは、今回に契約に買取オプション含まれないと報道。レアル・マドリード側が一定数の試合出場を義務付ける条項を盛り込んだと伝えている。

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