マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表MFメイソン・マウントが、FIFAワールドカップ26出場への希望を語った。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。


 2023年夏にチェルシーからマンチェスター・ユナイテッドへ活躍の場を移し、かつてポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現:アル・ナスル)も背負った「7番」を継承したマウント。しかし、加入後は度重なる負傷に苦しみ、なかなか本領発揮とはならず。プレミアリーグでのプレータイムは一昨シーズンが514分間、昨シーズンが621分間に留まった。

 それでも、在籍3年目の今シーズンはここまで大きな負傷離脱もなく、復調の兆しを見せつつあるルベン・アモリムのチームでシャドーの定位置を確保。公式戦15試合で3ゴール1アシストをマークし、プレミアリーグでのプレータイムはすでに過去2シーズンを超えている。

 アモリム監督のもとでのプレーについて「慣れているポジション、少し高い位置で起用されている。前線にも顔を出しやすいし、ボックス内にも入り込める。ボールを持っていない時には中盤の選手たちを助けることもできるんだ」と言及したマウント。自身の状態について次のように明かしている。

「ベストの状態に戻りつつあると思う。これまでの経験を踏まえると、ベストな状態は以前よりもさらに高いレベルになるはずだ。ここ数年はそのレベルに近づくことさえ難しかった。
でも今年はプレシーズンで本当に良いプレーができたし、たくさんの試合に出場することができている。ようやく元の状態に近づいていると感じているよ」

 そんなマウントが見据えているのは開幕まで半年程となったFIFAワールドカップ26だ。チェルシー時代の恩師であるトーマス・トゥヘル監督が率い、攻撃的ポジションに数多くの実力者を擁しているイングランド代表に滑り込むことはできるだろうか。2022年にカタールで開催された前回大会以降、代表チームから遠ざかっている26歳は次のように意気込みを示した。

「常に言っているのは、すべてはクラブチームから始まるということだ。クラブで活躍していれば、代表入りするチャンスはあると思っている。僕たちが好調で試合に勝ち続け、リーグ順位を上げていけば常にチャンスはある。もちろん、トーマスのことは知っているし、彼がどんな指導者かよく理解している。そのチームに入るために全力を尽くすよ」
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