リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、同クラブに所属するフランス代表FWウーゴ・エキティケについて言及した。26日、イギリスメディア『スカイ』がコメントを伝えている。


 現在23歳のエキティケはスタッド・ランスの下部組織出身で、2020年10月にトップチームデビュー。以降はヴェイレとパリ・サンジェルマンでプレーし、2024年2月にフランクフルトへとレンタル移籍した。完全移籍に移行後の昨シーズンは公式戦22ゴール12アシストを記録。今夏に最大9500万ユーロ(約174億円)とも報じられる移籍金でリヴァプールに加わった。

 迎えた今シーズンはここまで公式戦24試合出場11ゴール1アシストをマークしているエキティケ。直近の4試合は先発での出場が続いており、5ゴールを挙げるなど指揮官の期待に応える活躍を見せている。

 そうしたなか、スロット監督が好調を維持するエキティケについて言及。シーズンの経過につれて本領を発揮し始めた同選手を、「彼は今のこのフィットネスレベルに到達するために、本当に多くの努力をしてきた」と称えた。

 また、「正直に言うと、これほどまでの取り組みが本当に必要なのか、私自身が納得するまで少し時間がかかったこともあった。でも彼は常にやり抜いた」とエキティケの姿勢を称賛。「いつも笑顔だったわけではないが、ピッチ内外でフィットネスを高めるために本当に懸命に取り組んできた」と明かしている。

 さらに、「私は彼にセットプレーをしっかり守れれば、逆に得点できる可能性が高まると説得してきた。
0-0ならゴールを決めるのは簡単だが、0-1になってしまえば難しくなるからだ」と説明。続けて、「奇妙に聞こえるかもしれないが、これは相手チームのエネルギーレベルにも影響する。私たち、そして彼がゴールを決めるためには、セットプレーから失点しないことが重要なんだ」と得点増加の要因に対して見解を述べた。
編集部おすすめ