レアル・マドリードが、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するポルトガル代表MFヴィティーニャの獲得を検討しているようだ。スペインメディア『カデナ・セール』が伝えた。


 現在25歳のヴィティーニャは2022年夏にポルトからPSGに加入し、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)制覇に大きく貢献。2025年のバロンドールでは同僚のFWウスマン・デンベレとバルセロナの神童ラミン・ヤマルに次ぐ3位に輝いた。

『カデナ・セール』の討論番組『エル・ラルゲロ』で語られたところによると、レアル・マドリードのヴィティーニャ獲得オペレーションで鍵を握るのは、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとの契約延長交渉だ。交渉がまとまらなかった場合、レアル・マドリードは契約残り1年となる来年夏、1億ユーロ(約184億円)以上でのヴィニシウス売却に動くとされ、その資金を元手にヴィティーニャ獲得に挑戦する可能性があるようだ。

 ただ、レアル・マドリードがヴィティーニャを欲しがったとしても、PSGが売却に応じるかどうかは別問題。スペイン紙『アス』のアリツ・ガビロンド編集長は『エル・ラルゲロ』の中で、「明らかにレアル・マドリードはヴィニシウスよりもヴィティーニャを必要としている。その願望は理解できるが…たとえ世界中の金を積まれてもPSGが売却するとは思えない」と、現時点では絵空事だと指摘した。

 なお、ヴィティーニャの獲得に動くかどうかを問わず、コモからアルゼンチン代表MFニコラス・パスを買い戻す事実は変わらなさそうだ。
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