プレミアリーグ第18節が27日に行われ、ノッティンガム・フォレストとマンチェスター・シティが対戦した。

 昨シーズン、プレミアリーグで躍進したノッティンガム・フォレストだが、今季は苦戦。
序盤にヌーノ・エスピリト・サント元監督を解任すると、その後任のアンジェ・ポステコグルー前監督はわずか39日の指揮に留まった。現在はショーン・ダイチ監督が引き継ぎ、リーグ17位につけている。対するマンチェスター・Cは、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下、公式戦7連勝中と好調を維持。リーグ戦においては5連勝と首位アーセナルに勝ち点差「2」の位置にいる。

 ホームのノッティンガム・フォレストは、前節からスタメン1枚を替え、MFエリオット・アンダーソンの相棒にはニコラス・ドミンゲスが起用されることに。マンチェスター・Cは、右のワイドにラヤン・シェルキ、左サイドにはフィル・フォーデンを配置した。
 
 この試合初めてのビッグチャンスは、ノッティンガム・フォレストに。左サイドからカラム・ハドソン・オドイが右足でクロス。そこにイゴール・ジェズスとモーガン・ギブス・ホワイトが飛び込むも、惜しくも合わない。マンチェスター・Cは20分、敵陣でボール奪取に成功すると、素早くアーリン・ハーランドまでつなぐ。ハーランドは得意の左足を振り抜くも、DFニコラ・ミレンコヴィッチがブロックに成功する。

 その後、マンチェスター・Cはボールを保持しつつも、ノッティンガム・フォレストのブロックを崩すまでには至らず。
ホームチームはイゴール・ジェズスが巧みなポストプレーを見せ、DFルベン・ディアスにイエローカードを誘発するなど見せ場を作る。

 スコアレスで試合を折り返し、迎えた48分、マンチェスター・シティが一歩前に踊り出る。シェルキがライン間でボールを受けるとタイアニ・ラインデルスへスルーパス。ラインデルスは冷静にゴールに流し込み、試合の均衡を破る。続く51分にはシェルキが右ポストにシュートを当てるなど、勢いを持って後半に入る。

 リードを許したノッティンガム・フォレストだったが、54分にオマリ・ハッチンソンが同点弾を記録。相手DF陣を崩し切り、I・ジェズスのクロスにハッチンソンが合わせた。その後、マンチェスター・Cが主導権を握り、フォーデンにシュートチャンスが訪れるが、GKジョン・ヴィクトルがビッグセーブ。1-1のタイスコアで終盤戦に突入する。

 すると83分、ヨシュコ・グヴァルディオールがCKをヘディングで丁寧にシェルキへパス。そのシェルキはダイレクトシュートで右足一閃。強烈なシュートがノッティンガム・フォレストDFの間をすり抜け、マンチェスター・シティが勝ち越しに成功する。
再びリードを奪ったマンチェスター・Cは、そのまま試合を締めくくり、2-1で勝利。暫定ながらアーセナルを抜き、首位に浮上した。

 ノッティンガム・フォレストは次戦、30日にエヴァートンと対戦。一方、マンチェスター・Cは1月1日にサンダーランドとの一戦を控えている。

【スコア】
ノッティンガム・フォレスト 1-2 マンチェスター・シティ

【得点者】
0-1 48分 タイアニ・ラインデルス(マンチェスター・シティ)
1-1 54分 オマリ・ハッチンソン(ノッティンガム・フォレスト)
1-2 83分 ラヤン・シェルキ(マンチェスター・シティ)


【動画】ラインデルスの先制点!



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