フランクフルトのマティアス・ベック会長は、自チームサポーターの振る舞いに不快感を示した。27日、ドイツ『ビルド』が同氏のコメントを伝えている。


 フランクフルトの一部サポーターによる過激な行動は、度々問題視されており、11月23日に行われたブンデスリーガ第11節ケルン戦では、後半開始直後に爆竹や花火が投げ込まれ試合が一時中断。さらに、12月9日に行われたバルセロナ戦では、花火を打ち上げたこと、アウェイ席からホーム席に向けて物を投げたことに加え、トイレを破壊するなどの行為が報告されていた。

 これらの件を受けて、欧州サッカー連盟(UEFA)は、フランクフルトに対して、今後2試合のUEFA主催試合におけるアウェイ席の無観客処分と3万8000ユーロ(約697万円)の罰金処分を下していた。

 ベック会長は、相次ぐ不祥事について、「このようなことは腹立たしいことだ」と、一部フランクフルトサポーターの振る舞いを批判。さらに「ケルンとバルセロナでの出来事は、我々に甚大なダメージを与えることになった。我々だけではなく、特にファン自身がこの問題のコントロールに取り組む必要がある」と、スタジアム内での適切な行動を呼びかけている。

 また、ドイツ『キッカー』は、フランクフルトがファン・サポーターの違反行為で罰金を支払っていることを伝えており、2023-24シーズンは91万8950ユーロ(約1億6900万円)、2024-25シーズンは、76万4600ユーロ(約1億4000万円)が科されていたことを明かしている。
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