プレミアリーグ第18節が27日に行われ、リヴァプールとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。

 リヴァプールは11月に公式戦3連敗を喫したものの、その後の公式戦6試合では4勝2分けと、徐々に結果を取り戻してきた。
前節はアレクサンデル・イサクが負傷する不運があったが、敵地で勝ち切ることに成功した。対するウルブスは、ここまでのリーグ戦で2分15敗と長いトンネルから抜け出せずにいる。

 リヴァプールは出場停止のドミニク・ソボスライの代わりにフェデリコ・キエーザをスタメン起用して、この試合に臨んだ。序盤からリヴァプールが主導権を握ると、11分にフロリアン・ヴィルツのスルーパスにウーゴ・エキティケが反応。エキティケはシュートまで持ち込むも、ポストに阻まれる。ウルブスは低いブロックを形成し、カウンターから得点を目指す構図で試合が進行していく。

 27分には、リヴァプールにチャンス。敵陣でパスをつなぎ続け、ジェレミー・フリンポンのクロスがこぼれると、アレクシス・マック・アリスターがダイレクトシュート。しかし、GKジョゼ・サが立ちはだかり、先制点とはならない。

 その後もリヴァプールが押し込み続けると、41分にライアン・フラーフェンベルフが先制ゴールを決める。フリンポンが右サイドを突破し、マイナスのクロスを送ると、フラーフェンベルフが右足を振り抜いた。勢いに乗ったリヴァプールは、ヴィルツが移籍後初ゴールを記録。
先制点からわずか1分後、エキティケのパスを受け、冷静にGKとの1対1を制した。

 後半に入り、ウルヴスは52分に1点を返すことに成功。CKから初めのシュートはGKアリソンに防がれたが、こぼれ球をサンティ・ブエノがゴールに押し込んだ。盛り返しを見せるウルブスは、徐々にボールを持つ時間が増えると、62分に3枚替えを敢行し、勝負に出る。

 一進一退の攻防が続き、前半と打って変わり、ウルヴスがボールを支配し、リヴァプールがカウンターからゴールを狙う。ウルヴスは途中出場のヨルゲン・ストランド・ラーセンが際どいグラウンダーのクロスでチャンスを演出するも、DFコナー・ブラッドリーがギリギリの対応で死守。リヴァプールは我慢の時間帯が続く。後半アディショナルタイム、ウルヴスはクロスを放り込み同点を目指したが、このまま試合終了。リヴァプールが2-1で逃げ切りに成功した。

 リヴァプールは次戦、1月1日に田中碧が所属するリーズと対戦。一方のウルブスは12月30日にマンチェスター・ユナイテッドとの一戦を控えている。

【スコア】
リヴァプール 2-1 ウルヴァーハンプトン

【得点者】
1-0 41分 ライアン・フラーフェンベルフ(リヴァプール)
2-0 42分 フロリアン・ヴィルツ(リヴァプール)
2-1 52分 サンティ・ブエノ(ウルヴァーハンプトン)


【動画】ヴィルツがリヴァプール移籍後初ゴール



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