2年ぶり2回目出場の早稲田実業がまず目指すのは、同校史上初の選手権勝利。一方、4年連続22回目の出場となる徳島市立は、最高成績ベスト8(2019年)超えに挑む。
早稲田実業は10番の霜田優真を中心に鋭い攻めでゴールを狙う。序盤は緊張からか何度かピンチを招いた徳島市立だが、次第に主導権を掌握すると、34分に先制点を奪う。左サイドの深い位置で相手のクリアを引っ掛けた逢坂翔雅が、ドリブルでペナルティエリア左に侵入し、ボックスの中央へとグラウンダーパスを供給。芳田翠が合わせて押し込んだ。
後半立ち上がりに徳島市立がリードを広げる。左サイドでフリーキックを獲得し、逢坂がゴールへ向かう鋭いクロスを供給。柏木優一朗が合わせてドンピシャのヘディングシュートを叩き込んだ。
55分、徳島市立が早稲田実業を突き放す3点目を奪う。キャプテンの牛尾律貴が左サイドからピンポイントのアーリークロスを送り、反応した東海林蓮が相手の背後を取って押し込んだ。
その後は早稲田実業も決定機を迎えるが、徳島市立GK李ハソンの牙城を崩すことはできない。
早稲田実業は試合終了間際に霜田がカウンターで一矢を報いて選手権史上初得点を記録したが、4ー1で勝利した徳島市立が6年ぶりに1回戦を突破した。2回戦は31日に行われ、聖和学園(宮城)vs那覇西(沖縄)の勝者と対戦する。
【スコア】
早稲田実業 1-4 徳島市立
【得点者】
0-1 34分 芳田翠(徳島市立)
0-2 42分 柏木優一朗(徳島市立)
0-3 55分 東海林蓮(徳島市立)
0-4 73分 山本崇斗(徳島市立)
1-4 90+3分 霜田優真(早稲田実業)
【ゴール動画】早稲田実業vs徳島市立

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