アルビレックス新潟は28日、浦和レッズからDF藤原優大が完全移籍で加入することを発表した。背番号は「34」。


 現在23歳の藤原は世代別日本代表でのプレー経験も持ち、青森山田高校卒業後の2021年から浦和に加入。しかし出場機会を得られず、SC相模原、FC町田ゼルビア大分トリニータへの期限付き移籍を経験。2025年9月に大分から4年ぶりとなる浦和復帰を果たしたが、J1で1試合の出場にとどまった。

 藤原は移籍決定に際し、新潟のクラブ公式サイトを通じてコメント。「アルビレックス新潟に関わるすべてのみなさま、初めまして。藤原優大です。大きな覚悟を持ってこのチームを選びました。オレンジのユニフォームが1日でも早く板に付くようにプライドを持って自分らしく闘います」と意気込みを示した。

 また、浦和のクラブ公式サイトを通じてもコメントを発表し、次のように感謝を綴った。

「浦和レッズに関わる全てのみなさま、5年間お世話になりました。この移籍を決断した理由は複数ありますが、自分に圧倒的な実力があればこの移籍を選択することはありませんでした。もっとこのチームで価値を示したかったです。
そしてこのタイミングでの移籍は大分トリニータにも申し訳なく思います」

「ただ、浦和レッズに所属していた5年間がなければ、今ごろ自分はサッカーを続けられていないと思います。レンタル先で苦しい状況でもサッカーを続けてこられたのは、5年間ブレずに『浦和でプレーしたい』という気持ちがあったからでした。浦和レッズが自分に唯一、サッカーをし続ける理由をくれました」

「9月に復帰してから、想像していた以上に多くの方が自分のデビュー当時のユニフォームを持ってくださっていることを知り、うれしく感じる反面、ピッチに立てないことが歯痒くて仕方ありませんでした。もし、また浦和でプレーする機会があったときには、またたくさんの人に自分のユニフォームを買ってもらえるよう、選手として成長していきたいです。5年間、ありがとうございました」
編集部おすすめ